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2025年9月13日土曜日、「国内インターナショナルスクールでの体験について」と題して、「Edu-Talk」を開催しました。(Edu-Talkは一昨年よりスタートしているプロジェクトですが、今年からは事前に登録いただいたメンバー限定で行っております) 軽井沢にあるインターナショナルスクールで高校3年間を体験したMさんがゲストスピーカーとして今回は参加。日本の高校とは全く違うカリキュラムを多種多様な生徒たちに揉まれながら日々を過ごしたことを語ってくれました。 学校は世界の縮図 この学校では80カ国から生徒が集まり、そこは小さな世界、つまり世界の縮図だったとMさんは語ってくれました。学生の多くは奨学金を給付され入学。アフリカの貧しい国の子もいる、パレスチナの子もいる。その横にはイスラエルの子もいれば、ウクライナの子もいる。宗教も主義主張も違う学生が集まると、当然、さまざまな軋轢も生まれたようです。それでも共に学べる幸せを感じ、切磋琢磨したと言います。 そんな中にあって、Mさんは自分が本当に恵まれた、幸せな環境にいたことに気づかされたようです。その立場から自分に何ができるのか、世界で困っている人にどう接していけばよいのか、多くを学んだとのこと。日本にいながら毎日世界を感じる環境だったのですね。 どのような準備が必要なのか 人気のこのインターナショナルスクールに入学するにはどうしたら良いのか。まずはそこに注目が集まりました。日本の一般的な高校入試とは違い、基本は中学校の成績表とエッセイ。そして保護者と一緒の面談があったようです。最近ではグループワークなども導入されているかもしれません。 比較的英語を小さい時から勉強し、得意だったMさん。入学してみたら、相当苦労したことを明かしてくれました。他にも日本人生徒はいたのですが、多くが帰国子女でした。授業を無理なくこなせるようになったのは2年時からだったようです。 注目のIBシステム 参加した方からの質問が多かったのは国際バカロレア(IB)についてでした。最近、日本でも導入する学校が増えています。IBのプログラムは国際バカロレア機構が提供する国際的な教育システムであり、世界中の大学で通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を得られることを目的としています。 IBの特徴は単なる知識の詰め込みではなく、探究型の学習や批判的思考を促し、異文化理解や国際的な視野で行動できる人材の育成を目指しているということで、決して簡単なものでありません。 どんな科目があり、どんな試験でどれくらいの点数が必要なのか。細かくMさんは語ってくれました。哲学やエッセイ、プレゼンの科目もありました。結局日々の勉強、そして自分で探究心を持って学ぶことが大切なようです。 インターナショナルだからこそ大切なこと Mさんは国際的に活躍する如何に関わらず、大切なことは自分でしっかりと考える力を持つことだと言います。特にそれは「母国語」を持つことの大切さだと訴えました。英語でも日本語でも母国語がしっかりできないと、これからの社会では太刀打ちできないというものです。 Mさんの場合は日本語をしっかり勉強しておいてよかったと語ってくれました。日本人的思考が自身の根底にあることで、今も社会人として自信を持って舞台に立てていると感じているようです。「どうしても最近は何でも英語が先、と思ってしまう方が多いですが、結局、語学はツールでしかなく、本物の思考力は母国語であってこそだと思う」とMさんは考えています。 実は私(足立)もそれはとても強く感じます。英語がどんなに達者でも、母国語を中心とした考える力がない限り、外国語も薄いものになってしまう。しっかりとした思考力があれば、仮に多少下手な英語でもその思いや、考えは必ず伝わると思います。 午後1時スタートで、3時ごろには終了と考えていた今回のEdu-Talk。結局会場を借りている午後4時ギリギリまでみなさんの質問、議論は尽きず・・・。とても学びが多く、有意義な時間となりました。ゲストスピーカーのMさん、そしてお集まりいただいた皆様、本当にありがとうございました。 次回は海外のボーディングスクールを体験した方、そしてその保護者の方がゲストスピーカーです。11月8日土曜日に開催予定です。どうぞお楽しみに! (担当:足立)
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