5月31日、6月7日に全2回に及ぶオンラインイベントを開催しました。 今回のテーマはアート。 第1回は、アート作品に触れながら、クイズで作品や作者に関する知識を深めたり、たくさんのアート作品を鑑賞したりしていきました。 第2回は、アート作品から少し離れ、オンラインでの美術館ツアーに!Google EarthやGoogle Arts & Cultureなど様々なアートに関するコンテンツを使って世界の美術館へ! アートは多くの子どもたちにとって少し距離間のある題材。 学生スタッフにとってもChallengingなイベントではありましたが、子どもたちの表情や様子を見る限りとても楽しんでいただけたのではないかと思います。よかった!!! とはいうものの、オンラインでのイベントは機械的なものも含め、トラブルも…(反省)。また、対面とは違ったファシリテートや惹きつける工夫、企画内容に関する難しさを実感しました。 もちろん、オンラインならではの可能性も発見でき、非常にスタッフ的にも実りあるイベントになったのではと思います。 今回のイベントでもう刺激を受けたのは、子どもたちのデジタル機器に対する対応力や柔軟性です。 今の小学生たちはまさに“デジタルネイティブ”と言われる世代。ZOOMでの聞く態度や使い方を含め、驚きました。 感覚的にデジタルでのモラルやマナーも認知しているようで、これがデジタルネイティブなのか!!!と、社会の変化を感じるとともに、教育者の卵としてぼーっとしてられないと再実感しました。 コロナの状況下でも学びを絶やさない。体験すること、学ぶことの可能性や幅をこれからも探求していこうと思います!! また、現在Kids Projectでは新体制に向けて運営面や企画に関してアイディアを練り中です。 まだまだコロナウイルスの脅威は続いていきますが、その中でも光をたどりながら、よく学び、よく吸収していきましょう。 黒澤 陽(GSS東京・学生スタッフ) ********* 今回の企画を作るにあたり、「アートとは何か」という問いを立てることから始めました。 様々なサイトや論文等を調べ、最終的には「アートとは作品とそれに触れた人の間」という考えに至りました。 つまり、アートとは作品自体だけではなく、作品に触れた人、その作品と人との間で起こる心の変化まで含めたものがアートであるという考えです。 ところで皆さんは、一般的に”成功している”という人たちがどんなに忙しくても、アートに触れる時間を大切にしているという話しをご存知でしょうか? なぜアートというのは大事なのでしょうか。 心の豊かさやインスピレーション、創造力や共感力を育むといったようなことなどがあると思いますが、はっきりとした答えはありません。その理由として考えられるものの一つに興味深いものがありました。 それはアートに触れるというのは「言語化」するための時間であるという考え方です。 自分の心象や直観、絵を見て心が動かされたということを言葉にするということに価値を置いているということです。これはセルフマネジメントやコミュニケーション能力を高めることにもつながるそうです。 つまりアートに触れるということは自分と対話するということだといえるのかもしれません。 このような考えをベースに最近では「対話型鑑賞法」という鑑賞の教育方針がHOTなようです。 今回私たちの企画も、まずは絵を見て何を感じるか、好きか嫌いか、何が自分にはよく見えるかなどを大切にしました。それを知ったうえで、クイズなどをし気軽に楽しむという企画にしました。 まずは絵を見る、感じる、それだけで子供たちにとっては大きな学びにつながるのではないか。そのあとでなにに興味を示すかどうかは子どもたちの個性です。 長い文章をここまで読んで下さりありがとうございます。 いつもGSSの活動を温かく支えてくださりありがとうございます! 高橋杏里(GSS東京・学生スタッフ)
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